楽天・則本4年連続奪三振王当確 野茂以来24年ぶり史上4人目

 「楽天2-0ソフトバンク」(8日、Koboパーク宮城)

 タイトルも白星も手に入れてレギュラーシーズンを締めくくった。自己新のシーズン222奪三振を刻み、1990~93年の野茂(近鉄)以来となる4年連続奪三振王を確実なものとした。15勝は新人だった2013年以来の自己最多タイだ。

 二回、上林からこの日4個目の「K」を刻み、今季全日程を終了していた西武・菊池の217奪三振を抜いて偉業を手中に収めた。「試合前からとにかく4つは取ろうと言われていたので、早いうちに達成できて良かった。あとは勝つことだけを考えていました」

 8試合連続2桁奪三振の世界タイ記録を樹立し、ドクターKとしての存在感を示したシーズン。梨田監督は「野茂は死球があったり勝ちに結びつかないこともあった。則本はすごいね」と、記録と勝利を両立した右腕を称えた。

 それでもエースは「最多勝まであと1つ届かなかった。もっと勝てたはず。防御率も1位には届いていない。自分が成長するものがまだある」と自らに言い聞かせた。日頃から「三振を取っても、勝ちにつながらなかったら意味がない」と口癖のように話す。さらなる高みへ、手放しでは喜ばなかった。

 次なる舞台は、14日のCSファーストS第1戦・西武戦(メットライフ)。中5日で先発予定だ。6回を89球で片付け、来るべき決戦に備えた。「もう一度、ここで試合ができるように頑張ります」。すっかり秋の空気に包まれた仙台のファンに、則本は下克上を宣言した。

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