中日・浅尾が史上3人目の200ホールド達成「気を遣われ、正直悔しい」
「ヤクルト4-6中日」(1日、神宮球場)
中日・浅尾拓也投手(32)がプロ野球史上3人目の通算200ホールドを達成した。
1軍復帰した9月23日以来となる登板は、3-3の同点で迎えた七回2死無走者の場面。浅尾の名前がコールされると、球場中から大歓声が上がった。
浅尾は広岡を簡単に追い込むと、1ボール2ストライクからフォークボールで見逃しに仕留めて、快挙を達成した。
打者1人だけの登板とあってか、「すごい気を遣われた登板だったので、正直悔しいですけど…」と複雑な思いを口にしながらも、「こうして達成させていただいた監督、コーチに感謝してます」と安どの表情を見せた。
2011年には150キロの速球を武器にリーグ優勝に大きく貢献し、MVPを獲得した球界屈指のリリーフ投手だが、ここ数年は右肩痛など故障に悩まされ続けてきた。
スタンドから送られた大きな声援に対しては「ほぼ2年間ずっと戦力になれなくて、悔しい思いもしてきましたし、こうして登板するたびに温かい声援を頂いていたので、何とか結果を出したいなと思っていました」と感謝。「とりあえず一回のチャンスで到達したいなと思っていたので、よかったと思います」とはにかむような笑顔を見せていた。
巨人・山口哲の273ホールド、日本ハム・宮西の257ホールドに次ぐ、3人目の大台到達となった。