DeNA・ラミレス監督、逆転2位あきらめない「初戦取ったのは大きい」  

 「阪神0-2DeNA」(24日、甲子園球場)

 意地と執念が凝縮されていた。粘り、踏ん張って、虎を退治した。DeNA・ラミレス監督は「グッドゲーム。(阪神との)5連戦の初戦を取ったのは、非常に大きい」と満足そうに頬を緩めた。

 理想的な試合運びだった。初回に2点を奪って主導権を握り、投手陣がリードを守った。守護神の山崎康ら勝利の方程式をきっちり投入しての完封リレー。「毎回こういう試合ができれば理想。こういうゲームができたことは非常に良かった」と目を細めた。

 指揮官は23日・中日戦と、この日からの5戦連続阪神戦を“勝負どころ”に設定。23日の試合前ミーティングでは、選手に「今日からが今シーズン一番のヤマ場の週になる。堂々と上を向いて、前を向いていけるようなシーズンを送りましょう」とゲキを飛ばした。CS進出はもちろん、全ては“2位奪回”を果たすためだ。

 チームは3連勝で2位・阪神とのゲーム差を4・5に縮めた。「もちろん勝ち続ければ、2位に近づいていくことは間違いない。一日一日ベストを尽くして集中して戦って、勝っていくことだけを考えたい」とラミレス監督。虎との4試合をはじめ、残り8戦に全力を尽くし、CS本拠地開催権を勝ち取る。

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