ロッテ 井口が引退試合の九回に同点2ラン!奇跡の一発にサポーター絶叫!

9回、同点2ランを放ち、ガッツポーズをするロッテ・井口資仁=ZOZOマリン(撮影・出月俊成)
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 「ロッテ4-3日本ハム」(24日、ZOZOマリンスタジアム)

 今季限りでの引退を表明していたロッテ・井口資仁内野手(42)が「6番・DH」で先発出場して引退試合に臨み、1-3の九回の第4打席では中越えに2号同点2ランを放った。試合は延長十二回にロッテがサヨナラ勝ちした。

 井口は九回無死一塁で、日本ハムの3番手・増井のカウント2ボール1ストライクからのストレートをたたき、打球は中堅バックスクリーン右のスタンドに飛び込んだ。絶叫にも似た大歓声の中、奇跡の同点弾ボールはロッテの縦じまユニホームを着た女性サポーターが手にしていた。

 井口の一発で試合は延長戦に突入。井口は十一回に先頭で第5打席が回ってきたが、1ストライクから右飛に倒れた。高く上がった打球に日本ハムの中堅・西川と右翼・大田がお互いを見合うシーンも見られた。

 現役最後の勇姿とあって、この日のZOZOマリンスタジアムは超満員。ロッテはこの日、伊東監督、コーチ陣、選手の全員が井口の背番号「6」をつけてプレーした。

 「まだ実感はない。現役の最後…悔いのない自分らしいスイングをしたい」と試合前に力を込めていた井口は、二回の第1打席で左中間への安打を放った。日本ハムの先発・高梨のボール2からの低めストレートを鋭く振り抜くと、打球は放物線を描きながら左中間方向へ。左翼・大田がショートバウンドでグラブに収めた。

 四回1死での第2打席ではカウント2-1からニゴロ。六回2死での第3打席はカウント3-2から146キロの高め速球に空振り三振となった。

 井口はすでに球団から監督就任の要請を受けており、来季から指揮を執ることは決定的と見られている。この日を入れて残り試合は9。「なんとかいい形でつなぐことができれば」と今季、そして来季をにらんだ。

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