オリックスのドラフト１位・山岡泰輔投手（２１）が、先発する１６日の日本ハム戦（札幌ドーム）で球団新人投手としては０１年の大久保勝信以来となる５連勝を目指す。「テンポに注意して、先頭を出さないことを意識したい。（白星を）落とさないようにしっかり準備したい」と意気込んだ。

　新人ながら開幕からローテを守り続けてきた。「残り４、５試合の登板も無駄にせず、悔いのない投球をしたい」。その先に新人王が見えてくる。大久保は６連勝を飾ったが、すべて救援。先発に限れば、９１年に１２勝９敗で新人王を獲得した長谷川滋利以来となる。

　「そこにこだわりはないですね。自分で取るものじゃないし。プロに入る時の目標でもなかった。（シーズンの）最後までケガなく投げることだけですね」

　無関心を強調したが、本人にその気がなくても連勝が続けば取り巻く環境は変化していく。現在８勝８敗。２桁勝利となれば、本命視される西武・源田を逆転する可能性も出てくる。