巨人・菅野、自己最多14勝 病み上がり粘投!7回0封

 「DeNA0-3巨人」(1日、横浜スタジアム)

 エースの意地を115球に込めた。体調不良のため中12日で先発となった巨人・菅野が7回6安打無失点で自己最多の14勝目。3位・DeNAとの直接対決3連戦初戦を制し、ゲーム差を1・5に縮めた。「守りに助けられた部分もある。何よりも0点に抑えられたのがね」と、うなずいた。

 三者凡退に抑えたのは五回の1度だけ。「良くはなかった」と振り返ったが、要所を締めた。1点リードの三回は1死満塁のピンチを迎えたが、ロペスを遊飛、宮崎を二ゴロと中軸をピシャリ。七回には自らの悪送球で1死二塁を迎えたが、後続を断ちこの日一番のガッツポーズを作った。

 8月25日に体調不良を訴え、翌26日・阪神戦の先発を回避した。登板間隔があき、本調子でなくとも結果を示し「(プロ5年目の)集大成で、懸ける思いはかなり持ってる。今日みたいな時にいかに試合を作ってチームが勝てるかということ」。DeNA戦は今季7試合に登板して6勝目。積み上げてきた経験を生かした上での白星だった。

 九回表降雨コールドの勝利で、今季のDeNA戦勝ち越しも決定。高橋監督は「明日あさってで追いついて追い越していきたい」と力を込めた。上昇ムードを持続させ、一気に3位をまくりにいく。

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