オリックス ドラ4山本がプロ初星 高卒新人23年ぶり
「ロッテ4-14オリックス」(31日、ZOZOマリンスタジアム)
これが本当に19歳なのか。オリックスのドラフト4位・山本(都城)がMAX152キロの速球に多彩な変化球を交え、5回2失点でプロ2試合目にして初勝利。球団の高卒新人の勝利は1994年の平井正史(現投手コーチ)以来、先発に限れば78年の三浦広之以来となった。
それでも「うれしい気持ちはありますけど思っていたほどの実感はないです。力みをなくして全力で投げることを心掛けました」と冷静に振り返った。
福良監督も「大したもの。安定感もある」と絶賛した投球。最大の魅力である速球は高校時代の食トレの成果でもある。毎日2リットルの保存容器にご飯を詰めて登校。ふりかけをかけて食べた。体重は60キロから77キロまで増え、球速は150キロを超えるようになった。プロ入り後は大きくなった体をトレーニングで絞った。体脂肪率は17%から2%減。MAXは154キロまで伸びた。
「まさか1年目から1軍で投げるとは思ってなかった」という伸び盛りの新星がオリックスの未来を明るく照らす。