ロッテ・伊東監督、好投のチェンをねぎらう 「左の先発でいける」
「ロッテ2-7オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
「惜しかったな…いけるかなと思ったんだが」。伊東監督は悔しそうに振り返った。
「40」勝を目前にしての足踏みだ。
勝っていれば今季初の3カード連続勝ち越し、さらに対オリックス戦3年連続勝ち越しだった。
それが同点の七回に3番手の南が崩れた。吉田正に勝ち越し打を許すと、T-岡田に27号満塁弾を浴びた。ここまでだった。
この日の先発予定はスタンリッジだったが、29日に腰の張りを訴えて、出場選手登録を抹消された。
代役は6月14日のDeNA戦以来(横浜)以来の先発となるチェンだった。
チェンは一回2死一、二塁から中島に先制打、三回には吉田正の中犠飛で2点を失ったが、5回を被安打5の2失点で切り抜けた。
伊東監督は、「(一回は)テンポが長かったけど、よくなってから自分の投球ができた。こんな投球なら左の先発でいける」と次回の先発を約束した。
打線も三回に吉田の2年ぶりとなる1発、四回には中村のタイムリーで同点に追いついたが、五回以降は今季初対決となる金子の術中にはまった。
「いままでのイメージと違った。打たせて取る。丁寧に投げていた。ここぞという時にはいいところに(ボールが)来ていた」
31日は仕切り直し。3連続カードと3年連続のオリックス戦勝ち越しを狙い関谷をマウンドに送る。もちろん、スタメンマスクは吉田だ。日大三高コンビに注目だ。