ソフトバンク、松田V弾で今季最多貯金34 サファテ3年連続40セーブ
「ソフトバンク2-1オリックス」(16日、ヤフオクドーム)
ソフトバンク・松田が試合の均衡を一振りで破った。1-1の同点で迎えた六回2死。カウント2ボールから中途半端な高さに入ってきた変化球を捉えた。今季19号の勝ち越しソロは左翼席に吸い込まれた。
ベンチの“積極的”な姿勢も膠着(こうちゃく)しかけた試合の流れを引き寄せた。制球に苦しんだ先発の石川が五回まで何とか1失点でカバー。すると、左打者が上位に並ぶ六回から左腕の嘉弥真を投入した。2死から安打を許したところで今度は右腕の森にスイッチ。細心の注意を払った継投でオリックス打線を抑え、その裏の攻撃につなげた。松田の本塁打が飛び出したのは直後だった。
2位楽天と3位西武が直接対決を戦っており、首位ソフトバンクとしては確実に勝っておきたいところだった。3番手の森が回をまたいで、八回は岩崎が無失点。九回はサファテがピンチを招きながらもバックがもりたて、史上2人目の3年連続40セーブを達成した。貯金を2年ぶりの34として、首位をがっちりキープした。