西武・森、2安打3打点!大阪桐蔭先輩の藤浪より先に“復帰戦”飾る

 「西武17-8楽天」(15日、メットライフドーム)

 西武・森友哉捕手が、今季1軍初戦でいきなり2安打3打点。16日の広島戦(京セラドーム大阪)で約3カ月ぶりに1軍で先発する大阪桐蔭の先輩、阪神・藤浪晋太郎投手よりひと足先に躍動した。

 「7番・DH」で1軍出場登録、即スタメンの森は、いきなり初回に打席が回ってきた。2点リードしての2死一、三塁の好機、楽天・コラレスの150キロ直球をフルスイングした。打球は中前に抜け3点目を挙げた。「強気で行きたかったので、最初からフルスイングしようと決めていました」と、今季初打席での快打を振り返った。

 3月のWBC強化試合のキューバ戦で左肘に死球を受け骨折。長いリハビリ期間を経てようやく1軍に復帰した。「めちゃくちゃ緊張したのと、連勝を止めないようにという気持ちで試合に臨みました」と、同点とされた直後の四回2死一、三塁では右中間に2点三塁打。“今季初戦”でいきなり2安打3打点の活躍を見せた。

 辻監督は「甲子園で活躍して雰囲気をもっているし、いきなりヒットを打ってくれました。打線に厚みができました」と目を細めた。

 大阪桐蔭2年時には1学年上の藤浪とバッテリーを組んで甲子園で史上7校目の春夏連覇を達成した。

 その藤浪はプロ入り3年連続2桁勝利を挙げながら今季は制球難で5月に2軍落ち。16日の広島戦で約3カ月ぶりに復帰、先発する。森もプロ入りから順調に成長してきたが、今季はケガに泣いた。やっと1軍に昇格し「残り試合は少ないですけど、チームに貢献できるようにしたい」という。甲子園では後輩たちが藤浪-森バッテリーで達成した春夏連覇に挑んでいる。そんな“熱い夏”に森が輝いた。次は藤浪の番だ。

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