横浜・増田“一発封印”宣言 神奈川大会4戦連発も「欲を抑えて勝利に貢献したい」

 「全国高校野球選手権・甲子園練習」(3日、甲子園球場)

 出場校による甲子園練習は3日、第3日が行われ、横浜(神奈川)のドラフト候補・増田珠外野手(3年)が“一発封印”を宣言した。神奈川大会で新記録の4戦連発をマークした主砲は勝利優先を強調。大会最注目スラッガーの呼び声にも影響されず、チーム打撃に徹する姿勢を示した。

 夢舞台に戻ってきても、増田は自分を貫いた。実戦形式の打撃練習3打席で、左前打と中前打の2安打。鋭い当たりで内野の間を抜き「今日はしっかりいい打球が打てた」と納得した。

 神奈川大会では、決勝まで4戦連発の新記録を作り、1大会5発はタイ記録。高校通算33発を誇るが「自分は打率と打点を稼がなきゃいけない選手。角度がいい時にホームランが出ればいい」と冷静に自分を分析した。

 自身初出場だった昨夏の甲子園練習では、柵越えを意識してどん詰まりの遊飛。大会2試合でもアーチは出なかった。今も一発への欲は「出ますけど…」と認めつつ「それを抑えて勝利に貢献したい」という打撃を実践できるようになった。

 早実・清宮が西東京大会で敗退。ハマの主砲に集まる注目は、今大会随一といえる。「お客さんがいっぱい入ってくれた方が燃える。すごかったなと思ってもらえるように頑張りたい」と増田。自分のスタイルで期待に応え、大会No.1スラッガーの評価を不動にする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス