選手会、契約交渉改善訴え オーナーに書面を送付
日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は3日、契約更改交渉の改善を訴える書面を12球団のオーナーと熊崎勝彦コミッショナーに送付したことを明らかにした。選手会は12球団に提示内容を事前通知するように求めているが、球団側は応じていない。
立場の弱い若手選手らから、交渉の場で十分に考える時間を与えられず「流れ作業のようにはんこを押さなければならない」などの不満が挙がっている。書面では12球団側に要求が拒否されている経緯や、オーナーの意見を直接聞く機会がほしいという希望を伝えているほか、2月に実施した契約更改への満足度についてのアンケート結果を同封したという。