【野球】プロ野球“最後の○○戦士”は? 大洋戦士、猛牛戦士、青波戦士の今

 プロ野球は今年の全公式戦が終了した。引退を決断したり、戦力構想外となってチームを去る選手が、今年も100人以上いる。そして今年は、「大洋ホエールズ」(現DeNA)でプレーした経験のある唯一の現役選手だったDeNA・三浦大輔投手(42)が引退。NPBの現役選手から「大洋戦士」がついに姿を消した。

 大洋ホエールズは、大洋漁業(現マルハニチロ)を親会社とした球団。この名前は1992年まで使われ、93年に「横浜ベイスターズ」に変わった。三浦は91年度ドラフト6位で大洋に入団。大洋最後の年となる92年がルーキーイヤーで、1試合に登板した。

 そのほかの「○○戦士」を見てみると、04年の球団合併によって消滅した「近鉄バファローズ」に在籍した経験のある「猛牛戦士」は、今季NPBで5人がプレーしたが、シーズン後に楽天・牧田明久外野手(34)、阪神・坂克彦内野手(31)、巨人・香月良太投手(34)の3選手が戦力外となった。

 一方でヤクルト・坂口智隆外野手(32)は、昨季終了後にオリックスを自由契約となって移籍した新天地で、141試合に出場し、打率・295をマークした。ヤクルト・近藤一樹投手(33)、米大リーグ・マリナーズの岩隈久志投手(35)とともに、来季も確実に現役を続ける「猛牛戦士」だ。

 近鉄バファローズは1949年に「近鉄パールス」として誕生。4度のリーグ優勝を果たしながら、日本一になることはできなかった。そして04年のシーズン後、「オリックスブルーウェーブ」と合併。NPBから「近鉄」の名が消えた。

 合併話が進行していることが明るみに出たのは04年6月。これに端を発し、一部球団が1リーグ制移行を画策した。一方で日本プロ野球選手会やファンは猛反発。IT企業のライブドアが近鉄球団の買収に名乗りを上げ、選手会は史上初のストライキを敢行。大騒動に発展した。

 結局、楽天が新規参入し、12球団2リーグ制は維持されたが、「近鉄バファローズ」と「オリックスブルーウェーブ」の合併は執り行われ、「オリックスバファローズ」となった。

 この時、91年シーズンから続いた「オリックスブルーウェーブ」も消えた。仰木監督が率い、イチローらの活躍で95、96年にはリーグ連覇した「青波」の名前は、14シーズンで幕を閉じた。

 「ブルーウェーブ」に在籍した「青波戦士」で、今季NPBでプレーしたのは楽天・後藤光尊内野手(38)の1人だけだった。後藤はシーズ終了後に戦力外通告を受けており、このままユニホームを脱ぐことになれば、NPBから「青波戦士」も消える。唯一の現役「青波戦士」は、米大リーグ・マーリンズのイチロー外野手(43)となる。

 球界再編問題が起こった04年限りで“消えた”球団がもう一つある。「ダイエーホークス」。親会社がダイエーからソフトバンクに変わり、「ソフトバンクホークス」となった。

 「ダイエー戦士」で今オフ、戦力外通告を受けたのはヤクルト・新垣渚投手(36)、DeNA・井手正太郎外野手(33)ら。一方で、ソフトバンク・和田毅投手(35)は、今季15勝を挙げ最多勝を獲得。ソフトバンク・寺原隼人投手(33)、城所龍磨外野手(31)、明石健志内野手(30)も「ダイエー戦士」だ。他球団では、巨人・杉内俊哉投手(36)、ロッテ・井口資仁(41)、米大リーグ・カブスの川崎宗則内野手(35)もいる。「ダイエー」の名前が消えてから12シーズンが過ぎたが、「ダイエー戦士」はまだまだ元気だ。(デイリースポーツ・足立行康)

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