“天理のバレ”神野がV打 元阪神・中村監督、初の聖地切符
「高校野球奈良大会・決勝、天理2-1奈良大付」(28日、佐藤薬品スタジアム)
天理が2年ぶりの出場を決めた。近鉄、阪神で活躍し、15年秋から指揮を執る中村良二監督(49)にとっては、春夏通して初の甲子園出場。86年夏に初優勝した時の主将でもある指揮官は「競る試合でも勝つ練習が実った」と声を弾ませた。
二回に先制すると、三回は“天理のバレンティン”こと、プロ注目の4番・神野太樹外野手(3年)が右前適時打。準決勝で智弁学園の県内29連勝を止めた勢いに乗って、頂点まで駆け上がった。
1失点で完投した碓井涼太投手(3年)は「ここまで悔しい思いをしてきた。甲子園では今までの思いを爆発させ優勝を狙って頑張りたい」。涙を流しながら聖地での活躍を誓った。