神戸国際大付 “あばれる君”猪田が決勝ソロ 報徳下す

 「高校野球兵庫大会・準決勝、神戸国際大付2-1報徳学園」(27日、姫路ウインク球場)

 今春センバツ出場校同士の対決は神戸国際大付が2-1で報徳学園を制し、甲子園に出場した14年以来の決勝進出を決めた。試合を決めたのは“あばれる弾”だ。1-1の六回1死から4番・猪田和希捕手(3年)が左翼へ決勝ソロを放った。

 ピン芸人のあばれる君似。プロ注目スラッガーが、報徳学園のエース西垣雅矢投手(3年)のフォークに食らいついた。泳がされながらも左翼席へ放り込み「振り切れてよかった」と胸を張った。

 意地の一打だ。センバツで神戸国際大付は東海大福岡に初戦敗退。一方の報徳学園は4強入りし「自分たちは悔しい思いをした。練習でもそれをいつも頭に入れていた」と言う。今大会3本目の高校通算27号。好調維持は、初戦の後に青木尚龍監督(52)から「右腰を上からつぶす感覚でかぶせるように言われた。その一言のおかげ」と感謝する。

 決勝の相手、明石商には今年の春季大会準々決勝で0-3で敗れている。宿敵・報徳を倒し、校歌を聞いた直後に芝生の上で“青空ミーティング”を開いた青木監督は「明日やぞ!」とナインを引き締めた。「圧倒的に勝ちたい」と猪田。春に残せなかった白星を刻むため、必ず夏の聖地へ舞い戻ってみせる。

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