ヤクルト・バレンティン 3戦連発&2打席連発
「ヤクルト11-2中日」(27日、神宮球場)
夏男の本領発揮だ。ヤクルト・バレンティンが2打席連発を含む5打点の大暴れ。チームを今季初の同一カード3連勝に導いた。本拠地のお立ち台で「ここに立ててうれしい。ちょー気持ちいい」と満足げに汗をぬぐった。
圧巻のパワーを見せつけた。三回、左翼席上段へ3試合連発となる17号ソロ。四回は右中間席へ18号3ランを運んだ。いずれも初球を狙い通りに仕留め「積極的に打つことがいい結果につながっている」とうなずいた。
前夜は10点差をはね返す歴史的な大逆転勝利を飾った。この日も無料でユニホームが配布されるイベントが実施され、客席は超満員。助っ人は「チームが厳しい状況でも応援に来てくれる。少しは恩返しができたかな」と胸をなで下ろした。
7月は9本目のアーチ。チームも14連敗の長いトンネルから抜け、上り調子だ。バレ砲は日本語で「ミンナ、アシタモガンバリマス」と決意。諦めないファンとともに、粘り強く戦っていく。