作新学院が9年連続決勝へ 151キロ右腕・石川を攻略

 「高校野球栃木大会・準決勝、作新学院3-2青藍泰斗」(22日、宇都宮清原球場)

 7連覇を狙う作新学院が競り勝ち、9年連続で決勝に進んだ。決勝は3年連続で国学院栃木との顔合わせとなった。

 両チーム無得点の三回2死満塁から、鈴木萌斗外野手(3年)が左中間を破る走者一掃の適時三塁打を放ち、3点を先制。七回に1点差に詰め寄られたものの、エース左腕・大関秀太郎投手(3年)から篠原聖弥投手(3年)へのリレーで、リードを守り抜いた。

 青藍泰斗の最速151キロ右腕・石川翔投手(3年)を昨秋に続いて攻略。殊勲の鈴木は「いい投手なので、このチャンスで取れないと点は取れないと思っていた。しっかりと自分のスイングができた」と胸を張り「決勝で負けたら意味がない。何が何でも勝たなくちゃいけない」と気合を入れ直した。絶対王者が今年も夏の聖地に王手をかけた。

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