生光学園、王者・鳴門突破 徳島初私立Vへ14安打10得点快勝!

 「高校野球徳島大会・2回戦、生光学園10-4鳴門」(21日、鳴門オロナミンC球場)

 徳島大会は2回戦が行われ、生光学園が6連覇を狙った鳴門を破り、8強入りした。初回に主将の7番・岡久虹輝内野手(3年)の2点適時二塁打などで大量7点を先制。計14安打10得点の猛攻で王者を倒し、同県初となる私立校Vへ前進した。富岡西は七回コールドで小松島に快勝した。

 生光学園が電光石火の先制劇で王者の野望を打ち砕いた。初回、押し出し四球などで2点を挙げると、なおも1死満塁から7番・岡久が左越えに2点適時二塁打。主将のひと振りで勢いが加速した打線は一気に7点を奪った。

 14安打10得点の快勝で鳴門の6連覇を阻止した。「みんながつないでくれたおかげで打てた。勝ててほっとしています」と岡久は笑う。昨秋は4番を任され県大会制覇に貢献したが、春先から調子を落として今夏は7番。河野雅矢監督(35)が「考え込むタイプ」と評する、責任感の強い男は黙々とバットを振って大一番に備え、結果を残した。

 徳島県は全国で唯一、私立校が甲子園に出場していない。参加31校の中で唯一の私学である生光学園は、これまで夏の大会で準優勝2回。悲願達成へ「今年こそ」の思いは強い。

 準々決勝の相手は穴吹。岡久は「目の前の試合に集中するだけ。次も全員でつなぐ野球をしたい」と力を込めた。鳴門撃破の勢いに乗って、私立初Vへ突き進む。

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