早実・清宮が公式戦7試合連発の通算105号!第5打席で満塁弾 コールドで4回戦突破

7回早実1死満塁、本塁打を放ち満面の笑みでナインとハイタッチを交わす早実・清宮幸太郎=ダイワハウススタジアム八王子(撮影・中田匡峻)
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 「高校野球西東京大会・4回戦、早実14-0芦花」(17日、ダイワハウススタジアム八王子)

 第1シード校の早実は今大会2戦目で芦花(ろか)を七回コールドで下し16強入り。主将の清宮幸太郎内野手は「3番・一塁」で先発出場し、七回の第5打席で高校通算105号となる満塁本塁打を放った。

 8-0で迎えたこの回、1死満塁で打席に立った清宮は相手の4番手右腕に対し、カウント2ボール1ストライクからの4球目、真ん中やや外よりのボールを逆らわずにスイング。打球は放物線を描き、左中間最深部の芝生席へ飛び込んだ。

 公式戦では7試合連続25本目の一発で、満塁アーチは公式戦初。清宮にとっては、この日50歳の誕生日を迎えた父の克幸氏(ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機監督)を祝う記念のホームランにもなった。

 清宮は試合後、満面に笑みを浮かべて報道陣の輪の中へ入ると、満塁本塁打について、「向こう(左中間)への打球だったが、感触は良かった。入ったなと思った」と振り返った。その前の2打席はいずれも二飛に倒れていただけに、「みんなが絶対に回すからと言ってくれていた。前の打席の感覚を修正して(打席に)入れた」と語った。

 1年時から公式戦でプレーしてきた八王子の球場ではこの試合が最後で、5回戦以降は神宮球場が舞台となる。それだけに清宮は、「分かっていたのでいい終わり方ができたかなと思う」と地元球場への惜別アーチをかみしめ、「一区切りついたので(神宮では)初戦のつもりで万全なコンディションになるよう準備して臨みたい」と気持ちを切り替えていた。

 清宮はこの日4打数2安打4打点。初回の第1打席は1死一塁で右前打を放った。相手の先発右腕に対し、カウント1-1からの内角低め球をたたきつけ、打球は一塁手の右を低く鋭いライナーで抜けていった。

 二回の第2打席は4-0での1死一塁で四球を選んだ。

 四回の第3打席は無死一塁で二飛に倒れた。相手2番手のサイドスロー右腕に対し、初球真ん中の絶好球を見逃し、2球目をすくい上げた瞬間に天を見上げた。

 五回の第4打席は相手3番手の左腕に対し、2死満塁から2打席連続の二飛に倒れた。カウント3-1から外角よりの低め球にタイミングが合わず打ち上げた。

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