長野V弾&猛打賞「山形県、最高!」 巨人“東北連敗”7で止めた

 「ヤクルト3-4巨人」(27日、日新製薬スタジアムやまがた)

 鬼門・みちのくを選手会長の一発が打破した。巨人・長野久義外野手(32)が3号決勝ソロを放ちチームを2連勝に導いた。交流戦での仙台を含む東北での連敗は7でストップ。15年8月4日、福島でのヤクルト戦以来の東北星で、借金を7に減らした。割れんばかりの大歓声が送られる中、「山形県、最高!」と、笑顔で雄たけびを上げた。

 一進一退の攻防にけりをつけた。同点の七回2死無走者。「風が吹いていたので、打球が上がったら入るんじゃないかと思った」と、カウント0-1から石山の甘く入った147キロ直球を仕留め、打球は右翼席へ。淡々と、ダイヤモンドを一周した。

 三回に左前打、五回には中前打を放っており、今季4度目の猛打賞。3、4月は打率・177と極度の不振で「チームに申し訳ない」と下を向く日もあった。それでも6月は・377と好調を取り戻した。前夜は山形牛と山形県産のブランド米「はえぬき」に舌鼓を打ち、この日の力に変えた。

 高橋監督は「ここのところ数字が上がってきているので、続けてほしい。上がってこないと困る選手」と、目を細めた。「まだまだ最初の方の打ってない分があるので、取り返さないと」と表情を引き締めた長野。みちのくの地で輝きを放った背番号7が、チームの浮上へ快音を響かせ続ける。

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