ロッテ・石川、7敗目も手応え 自己最速153キロに「一番良かった」
「オリックス5-1ロッテ」(25日、京セラドーム大阪)
ロッテ・伊東勤監督(54)が「一番良かった」と言えば、石川歩投手(29)もまるで示し合わせたように「一番良かった」と言った。
7回を107球で3失点。敗戦投手になったが、石川が本来持つ魅力が戻ってきた。
140キロ台後半から150キロを超える速球が走り、カーブ、スライダー、そして宝刀シンカーが切れた。
二回、T-岡田に三振を狙って投げ込んだ速球は、自己最速の153キロを計測。「真っすぐに手応えを感じた」と振り返った。
もちろん、反省も忘れない。「走者を出してからの投球が性急になった。投げ急ぎです」と要所で浴びた適時打を悔やんだ。
開幕から6連敗後、13日の横浜戦で今季初勝利。そしてこの日、自信を得た。「いい感覚を忘れず、毎日やっていく」。“五右衛門”が力を込めた。