ロッテ井口、「残りのシーズンでいままで以上の思い出を」 引退会見一問一答

 記者会見で今季限りでの現役引退を表明するロッテの井口資仁内野手=20日、千葉市のZOZOマリンスタジアム
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 引退のあいさつ

 「まだシーズン途中ですが、今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。応援して下さったファンの方に1日、1打席でも見ていただきたい。

 いまは1つでも多くの勝利と1つでも上の順位を目指し、チームの力となって全力を尽くしていきたい。そして、残りのシーズンでいままで以上の思い出を作っていけたらいいと思います。

 開幕前(の発表を)を考えていましたが、チームの状態がよく、いまじゃないと思いタイミングの発表を図っていた。交流戦が終わり、(引退が)起爆剤的なものになれば」。

 -引退を考えたのは?

 「昨年の契約更改で(球団に)あと1年だけやらせてもらいたいと話していた」

 -いままでの中で一番の思い出は?

 「いままだ残りゲームがある。頑張っていきたい。まだまだ…残りゲームの中でいい思い出があるかもしれない。振り返るのはすべてが終わってから」

 -メジャーの思い出は?

 「思い出は終わってからにします」

 -恩師は誰になるのか?

 「一番の恩師は(試合に出た時から)育てていただいた全員だと思います」

 -これまでやれた秘訣(ひけつ)は?

 「野球が周囲の人以上に好きだった。本当に素晴らしいファンの前でプレーできて、出せるものを出し切れたと思う」

 -若手へのアドバイスは?

 「あえて言わないことにします」

 -残りゲームで(ファンに)見せたいものは?

 「自分の中で右方向への打球にこだわってきた。右方向への、そういう当たりが1本でも出ればいい」

 -今後は?

 「全く考えていない。残りゲームをしっかりとやっていきたい」

 -練習前に仲間に伝えたようだが?

 「今年、ユニホームを脱ぐと伝えました。“よくここまで頑張った”と。(伊東)監督さんからは素晴らしい言葉をいただいた」

 -どんな言葉ですか?

 「秘密です」

 -(プロ人生での)こだわりは?

 「自分の中では野球をやっていく上で、(走攻守)三拍子そろった選手というのがあった」

 -ダイエー時代の監督だった王さん(現ソフトバンク名誉会長)には伝えたか?

 「開幕の時にお会いした時に『今シーズンを限りに引退させていただきます』と伝えさせていただきました」

 -どんな言葉が?

 「『目いっぱいやってくれと』言われました」

 -奥さんからは?

 「『最後までやりきって、頑張って』と。子どもからも『頑張って』と言われた」。

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