ロッテ井口、「残りのシーズンでいままで以上の思い出を」 引退会見一問一答
引退のあいさつ
「まだシーズン途中ですが、今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。応援して下さったファンの方に1日、1打席でも見ていただきたい。
いまは1つでも多くの勝利と1つでも上の順位を目指し、チームの力となって全力を尽くしていきたい。そして、残りのシーズンでいままで以上の思い出を作っていけたらいいと思います。
開幕前(の発表を)を考えていましたが、チームの状態がよく、いまじゃないと思いタイミングの発表を図っていた。交流戦が終わり、(引退が)起爆剤的なものになれば」。
-引退を考えたのは?
「昨年の契約更改で(球団に)あと1年だけやらせてもらいたいと話していた」
-いままでの中で一番の思い出は?
「いままだ残りゲームがある。頑張っていきたい。まだまだ…残りゲームの中でいい思い出があるかもしれない。振り返るのはすべてが終わってから」
-メジャーの思い出は?
「思い出は終わってからにします」
-恩師は誰になるのか?
「一番の恩師は(試合に出た時から)育てていただいた全員だと思います」
-これまでやれた秘訣(ひけつ)は?
「野球が周囲の人以上に好きだった。本当に素晴らしいファンの前でプレーできて、出せるものを出し切れたと思う」
-若手へのアドバイスは?
「あえて言わないことにします」
-残りゲームで(ファンに)見せたいものは?
「自分の中で右方向への打球にこだわってきた。右方向への、そういう当たりが1本でも出ればいい」
-今後は?
「全く考えていない。残りゲームをしっかりとやっていきたい」
-練習前に仲間に伝えたようだが?
「今年、ユニホームを脱ぐと伝えました。“よくここまで頑張った”と。(伊東)監督さんからは素晴らしい言葉をいただいた」
-どんな言葉ですか?
「秘密です」
-(プロ人生での)こだわりは?
「自分の中では野球をやっていく上で、(走攻守)三拍子そろった選手というのがあった」
-ダイエー時代の監督だった王さん(現ソフトバンク名誉会長)には伝えたか?
「開幕の時にお会いした時に『今シーズンを限りに引退させていただきます』と伝えさせていただきました」
-どんな言葉が?
「『目いっぱいやってくれと』言われました」
-奥さんからは?
「『最後までやりきって、頑張って』と。子どもからも『頑張って』と言われた」。