DeNAOB“162キロ男”クルーン氏 パンチ佐藤氏と対決 注目球速表示は…

クルーンとの対決を前に素振りをするパンチ佐藤=横浜スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「交流戦、DeNA-オリックス」(18日、横浜スタジアム)

 DeNAの球団OBのマーク・クルーン氏が、「レジェンドOB 1打席対決」に挑んだ。3日目の対決相手であるオリックスOBのパンチ佐藤氏は、打席に入る前に「12万5000の(ファンの)皆さん、ありがとうございます」などとマイクパフォーマンス。クルーン氏と会話をした際に「おとといと昨日は練習。今日が本番」と“宣戦布告”されたことも明かした。

 注目の対決は、初球の高めの“ビーンボール球”に驚く佐藤氏。クルーン氏が帽子を取って頭を下げた。対戦は、追い込んだクルーン氏が低めの“変化球”で空振り三振に仕留めた。現役時代は、162キロの剛速球を武器にしていたクルーン氏。注目を集めた球速表示はなかった。

 今回のイベント初日の16日に近鉄などで活躍した吉岡雄二氏と対決する前のブルペン投球の際にクルーン氏は「肩に違和感を感じてしまい」と告白していた。

 この日の対決後、クルーン氏は、球団を通じて「横浜スタジアムではいつも最終回の登板で、先発投手すら立っていないきれいなマウンドは初めての経験だったので、初日に上がった時は、なんとも言えない感慨がありました。肩の調子が万全ではなかったものの、3日間マウンドに立たせてもらい、現役時代とかわらない応援をしてくれたファンの皆さまに感謝します。おととい、昨日と連打されたので、今日は三振を取れてうれしいです」とコメントした。

 パンチ佐藤氏は「横浜スタジアムの打席に立つのは高校生の時以来になります。当時のことを鮮明に思い出しました。対戦相手のクルーンさんがマウンド上に立つ姿には、まるで火の出るような存在感がありました。下手に当てにいくくらいなら思い切り振ろうと思ってのぞみました。最後のボールはフォークだったのかな(笑)。結果は三振でしたが、自分の身上とするフルスイングができました」とコメントした。

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