DeNA 戸柱の決勝3ランで交流戦勝率5割に ラミレス監督も球宴出場プッシュ

 「交流戦、DeNA6-3オリックス」(16日、横浜スタジアム)

 DeNA・戸柱恭孝捕手が、決勝アーチを放った。

 同点に追いつかれた直後の八回2死一、二塁。「打席の中では何も考えず真っすぐ1本」に絞っていた。その言葉通り、黒木の直球を捉え右翼席に運ぶ3号3ラン。みんなでつないだチャンスで「必死に食らいついていこうと思いました」と言葉に力を込めた。

 今季2年目で勝負強い打者に成長した。1年目の昨季から絶大な信頼を寄せて起用し続けたラミレス監督の言葉も“進化”を後押しした。「アウトになっても次の打席が来る」。メンタル面のポジティブな発想を学び、それを力に変えた。

 今季30打点目で、指揮官は「このペースでいくと70から75打点。これだけ挙げられるキャッチャーはセ・リーグにはいない。セ・リーグのキャッチャーでベストの部類に入る」と絶賛。「オールスターに出るだけの価値のある選手」と猛アピールした。

 正捕手の奮闘でDeNAは3連勝。チームの目標である交流戦勝率5割に到達した。戸柱は「いい流れですし、チーム一丸で頑張りたい」と残り2試合も必勝を誓った。

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