富士大が逆転勝ち 最速144キロ左腕・鈴木が6回0封8K好救援

 「全日本大学野球選手権・1回戦、富士大4-2福岡大」(5日、東京ドーム)

 富士大が逆転勝ちし、2回戦に進んだ。最速144キロ左腕・鈴木翔天(そら)投手(3年・向上)が、流れを変える好リリーフを見せた。

 1点を追う四回に先発したエース・加藤の後を受けてマウンドへ。140キロ前後の直球と鋭いスライダーを武器に、六回までの3イニングで6三振を奪うと、味方打線も応えて六回に3点を挙げ、逆転に成功した。

 鈴木は最後まで投げきり、6回2安打無失点、8奪三振。「リーグ戦は加藤さんに頼ってばかり。いいところを見せたかった。直球で押せて変化球も生きた」と、満足そうに笑った。

 冬場にスライダーの握りを改良。前田健太(ドジャース)を参考に人さし指と中指を離したところ、打者の手元で変化するようになり、空振り奪取が増えた。昨年は肩と肘を相次いで痛めて1年を棒に振ったが、全国舞台で見事な快投を披露。東京六大学の立大と対戦する次戦へ向け「気負うことなく、いつもの富士大の野球をしたい」と力強く話した。

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