石巻専大の1年生右腕・松沢が快投 地元の糸魚川に元気を…チームは11年ぶり勝利

 「全日本大学野球選手権・1回戦、石巻専大6-1共栄大」(5日、東京ドーム)

 8年ぶり4度目の出場となった石巻専修大が同点の八回に5点を挙げて突き放し、11年ぶりの勝利を挙げた。

 1年生のサイド右腕・松沢寛人投手(糸魚川)が1失点完投。自己最速を1キロ更新する147キロを計測した直球を軸に、4安打しか許さなかった。「完投する気は全然なかった」と振り返る快投に「勝ててすごくうれしい。『せっかくの東京ドームなんだから、楽しんでやれ』と先輩からは言われていた」と、笑顔がはじけた。

 新潟県糸魚川市出身。昨年末に発生した大火では、自身や家族は無事だったものの「小学校時代に支援してもらったスポーツ用品店が燃えてしまった」という。子供好きで、小学校の先生を目指して石巻専大に進んだ松沢。「地元がああいう風になってしまったし、石巻も(東日本大震災で)被災している。自分が元気でやっている姿を見せて、少しでも被災した人が元気になってもらえれば」と、思いを込めた。

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