慶大、史上初2満塁弾で優勝へ前進

 「東京六大学野球、慶大8-5早大」(27日、神宮球場)

 慶大が8-5で先勝した。28日の2回戦も勝てば2014年春以来6季ぶり35度目の優勝が決まり、敗れると既に全日程を終えている立大の1999年秋以来13度目の制覇となる。慶大は六回に清水翔太内野手(4年・桐蔭学園)の満塁本塁打で先制。4-5の七回には柳町達外野手(2年・慶応)にも満塁本塁打が飛び出して逆転した。

 リーグ史上初となるチーム1試合2本の満塁弾で優勝へ前進した。六回に清水翔が先制の満塁本塁打を放ち、七回に5点を奪われて逆転されたものの、その裏の攻撃で柳町の満塁本塁打で試合をひっくり返した。清水翔は「(ダイヤモンドを)回っている情景がまだ残っている」と興奮気味。柳町は「明日勝たないと意味がない」とすぐに気を引き締めた。

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