大商大が2季連続V 関西六大学野球

 「関西六大学野球、大商大6-2京産大」(21日、皇子山)

 大商大が京産大を下して、2季連続優勝を決めた。

 二回に1点を先制。三回に2点を奪われたが、直後の三回の攻撃で太田光捕手(3年・広陵)が左中間へ逆転2点三塁打を放った。六回は4安打で3点を追加して京産大を突き放した。

 先発・大西広樹投手(大商大高・2年)は9回4安打2失点。「全部、気持ちで投げた。監督に鍛えられてきたのでうれしいですね」。この試合までリーグトップの防御率1・26の右腕が、大一番で大学初完投を果たして優勝へ導いた。

 昨春は、最終節で京産大に先勝して優勝に王手をかけながら、2連敗して勝ち点を落とし、プレーオフでも京産大に敗戦。屈辱的な3連敗で優勝を逃した。富山監督は「悔しい思いはずっとあった。今日の試合前にも選手に話したけど、やられたことを思い出して、その気持ちを持ってやろうと言った。本当にうれしいですね」と声を弾ませた。

 大商大は全日本大学野球選手権大会(6月5日開幕・神宮、東京ドーム)への出場が決定した。

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