「オリックス２－７ソフトバンク」（１８日、ほっともっとフィールド神戸）

　先制しても追いつかれ、勝ち越しても逃げ切れない。投打の歯車がかみ合わずオリックスが連敗。昨年の開幕以来となる６カード連続負け越しとなった。

　福良監督は「ずっと続いているんだけど、ここというところで１本が出ない。何とかというところなんだけど」と嘆いた。

　初回、Ｔ－岡田の適時打の後、なおも１死一、三塁だったが小谷野が空振り三振に倒れ、モレルも一邪飛で追加点が奪えない。ならばと四回に勝ち越した際には１死一、三塁からヒットエンドランを掛けたが、縞田は捕邪飛。内野ゴロでも１点が奪える場面でその内野ゴロが打てない。４月なら簡単に得点していたシーンだった。

　打てない上に守りでもミスが出る。１点リードの五回２死からディクソンは今宮に四球。続く柳田を打ち取ったかと思われたが、高く上がった飛球を遊撃・縞田、左翼・Ｔ－岡田が捕れず同点に追いつかれた。指揮官は「下がっていたのでＴは無理。縞田が自分で捕るつもりで行かないと」と苦言を呈した。

　そこから七回に吉田一が内川に勝ち越しの一発を浴び、八回の黒木は３失点で連続試合無失点が止まった。

　福良監督は「（打線は）１本出たら行く雰囲気はある。そこが難しいんだけど。次は勝ち越せるようにやっていく」と必死に前を向いた。