センバツ準V・履正社敗れる 安田53号も「今のままでは…」
「春季高校野球大阪大会・5回戦、東海大仰星9-8履正社」(4日、南港中央野球場)
今春センバツ準優勝の履正社が5回戦で東海大仰星に敗れた。今秋のドラフト1位候補・安田尚憲内野手(3年)は三回に高校通算53号の同点2ランを放ったが、3点差を守れずに逆転負けした。
安田は試合後、険しい表情を崩さなかった。「今のままでは夏も甲子園に行けるとは思えない」。昨夏の新チーム結成後、公式戦は全て決勝戦に進出してきた。だが、大阪はセンバツ王者・大阪桐蔭など強豪がそろう激戦区。夏に1つの代表枠を勝ち取るには、さらにレベルアップする必要性を痛感した。
今大会は順当に勝ち上がれば、準決勝で大阪桐蔭と対戦する可能性があったが、リベンジの機会も逃した。世代屈指の強打者は、春の悔しさを糧に最後の夏に臨む。