履正社が5回戦敗退 安田53号も「今のままでは夏も甲子園に行けると思えない」
「春季高校野球大阪大会・5回戦、東海大仰星9-8履正社」(4日、南港中央)
今春センバツ準優勝の履正社が、東海大仰星に敗れた。
今秋のドラフト1位候補の安田尚憲内野手(3年)は、三回1死一塁で中堅右へ高校通算53号の同点2ラン。打線はその後も着実に得点を重ねたが、3点リードの八回に5点を奪われて逆転負けを喫した。
安田は「ミスでの失点もあったし、もっと点を取れるところで取れなかった。春の大会に対する思いを選手全員で統一できていなかったから、こういう試合になったと思う」とうつむいた。
履正社は昨夏に新チーム結成後、16年秋季大阪大会(準優勝)、16年秋季近畿大会(優勝)、16年明治神宮大会(優勝)、17年センバツ(準優勝)と公式戦は全て決勝戦に進出していた。今大会でエース・竹田祐投手(3年)が登板しなかったが、今後は夏へ向けて投手陣の再整備に取り組んでいく。
安田は最後の夏に向けて「今のままでは夏も甲子園に行けるとは思えない。守りの内容も悪いし、これから相手も研究してくると思う。ここでもう一回、気持ちを切り替えないといけない」と終始、険しい表情のまま球場を後にした。