NTT西日本が3年ぶりV、ドラフト候補・大城が2試合連続弾 JABA京都大会
「第68回JABA京都大会・決勝、NTT西日本9-0三菱重工広島(七回コールド)」(1日、わかさスタジアム京都)
NTT西日本が三菱重工広島を下し、2014年以来の優勝を果たした。これで10月に行われる日本選手権への出場権を獲得した。今秋ドラフト候補の大城卓三捕手が、2試合連続となる決勝弾を含む2安打3打点の大活躍で大勝へ導いた。
二回1死で初球の直球を捉え、右中間へ推定飛距離130メートルの特大ソロ。「打った瞬間いったと思った。今大会は初戦から自分のスイングができた」。この試合の前に行われた準決勝・JR西日本戦でも三回に左中間最深部へ3ランを放っており、プロのスカウトが見つめる前でパンチ力を見せつけた。
大城は身長187センチ、体重86キロの恵まれた体から力強い打球を放つ左の好打者。東海大相模では元阪神・一二三慎太(現・BCリーグ・石川)とバッテリーを組んで、2010年夏の甲子園で準優勝した。
東海大では4年時の2014年に大学選手権優勝に貢献し、MVPと首位打者を獲得した。卒業後はNTT西日本に入社。ドラフト指名が解禁となった昨年も候補だったが、指名はなかった。
「去年はあまり手応えがなかった。今年はプロ入りを目指している」。“ラストチャンス”として勝負をかける社会人3年目は、どんよくに結果を求めていく。
