帰ってきた「いてまえ打線」 オリックス、近鉄復刻ユニで9安打6得点勝利

 「オリックス6-4ソフトバンク」(29日、京セラドーム大阪)

 満員の京セラドームごと、昔にタイムスリップしたかのようだった。オリックス・コークとモレルの助っ人コンビのお立ち台の後、流れるのは「♪角を一振りつむじ風バファローズ-」。懐かしい近鉄の応援歌にオールドファンが声を張り上げ歌った。

 近鉄の復刻ユニホームを着用して戦う2戦目。この日はまさにいてまえ打線の復活だった。2017年版は“つなぎ”がテーマだ。同点に追いつかれた直後の二回、先頭のモレルが四球で出ると駿太は左前に流して一、二塁。若月が犠打で二、三塁とし、宮崎の犠飛で勝ち越し、大城の中前打で加点した。

 三回には1死一塁からT-岡田が粘って四球。中島は中前打で満塁と好機を拡大し、モレルが中堅フェンス直撃の二塁打で走者を一掃した。

 福良監督は「みんなやることが分かってる。栄一(小谷野)の初回(一、三塁から)のいい二ゴロ。宮崎の犠飛。そういうところやないですか」と頼もしげに選手を見つめた。

 采配も的中した。西野に代わって2番・二塁に入れた2年目の大城。二回の守りでは、1死満塁で川崎の一、二塁間を抜けようかという当たりを好捕。失点を最少にとどめた。五回1死一、三塁では素早いプレーでデスパイネを二ゴロ併殺に仕留めた。打っても2安打1打点と活躍した。

 一方で3年ぶり先発の岸田が不安定と見るや5点リードでも四回からコークを投入する非情采配も。最後はひやひやの勝利となったが、勝ちは勝ち。これで首位・楽天とは1週間ぶりに1ゲーム差まで迫った。

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