ロッテ 純国産打線が機能 福浦が先制打、三木がダメ押し弾

 「西武3-6ロッテ」(29日、メットライフドーム)

 ロッテの二木が7回2/3を6安打3失点で今季初勝利を挙げた。七回まで無失点の好投だった。打線も純国産打線が初回から機能し、「6番・DH」で先発した福浦が3点適時二塁打で先制。1点差に迫られた九回、三木の1号2ランでリードを広げ、最後は守護神・益田が締めて6セーブをマークした。連敗は2でストップ。

 西武は先発の野上が初回から捕まり、4連敗を喫した。

 ロッテから助っ人が消えた。M・ダフィー内野手がこの日、出場選手登録を抹消されたのだ。

 一夜明けても、伊東監督の怒りは収まらなかった。「ボーンヘッドだったね。守備や走塁にはスランプないのに横の動きが悪くなっていた」。

 28日、1点をリードした六回裏無死一、三塁。ダフィーは外崎の正面の三ゴロを捕球したが、間に合う本塁へ送球せずに二塁へ投げて同点となった。

 結局、延長12回引き分け。すでにパラデスは21日に2軍落ちしている。伊東監督は「純国産打線でやっていきます」と目線を切り換えて戦いに臨んだ。

 その純国産打線が一回に速攻だ。伊志嶺、荻野の連打と鈴木の四球を絡めて2死満塁。この好機に41歳のベテラン、福浦が西武先発・野上にカウンターパンチだ。1-1から147キロの外角速球を左中間へ運んだ。走者一掃の適時二塁打だ。

 「みんなで作ったチャンスなので返せてよかった」。2000本安打までこれで「63」となり、ベテランは額からの汗をぬぐった。

 さらに三回には4番の鈴木が右翼ポールを巻いて中段に飛び込む3号ソロ。4月9日の楽天戦以来の本塁打に、「きょうは勝つだけです」と意気込んだ。

 この試合までチーム打率・187、本塁打数6のロッテ打線が先発の二木を援護した。

 その二木は一回、いきなり先頭の秋山にストレートの四球を与えた。だが、持ち直して課題の立ち上がりを乗り切ると、今度は波に乗った。

 ストレートが走り、スライダーやフォークの変化球も切れた。三回1死一塁、四回2死一塁をしのいで、五回1死一塁では水口を遊ゴロ併殺打に仕留めた。六回まで与四球は一回に秋山に与えた1個のみだ。制球力も抜群の安定感を見せて後半戦に突入した。

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