「高校野球・春季東京大会4回戦、早実10-6共栄学園」(9日・神宮第二球場)
早実・野村大樹内野手(2年)が、2試合連続本塁打となる高校通算25号を放った。
5点リードの四回無死一塁から左越えに運ぶ2ラン。五回以降に追い上げられただけに、貴重な追加点となった。
直球を待ちながら変化球を捉えた一発。昨秋明治神宮大会決勝・履正社戦で、変化球狙いで真ん中付近の直球を見逃して三振に倒れた反省から、読み一辺倒のスタイルからの脱却を図ってきた。
「絞っていた球ではなかったけど、反応で打つ練習を冬からやってきた。その成果が出たかな」。成長を実感する技あり弾に、満足げな表情を浮かべていた。