巨人・岡本、岩貞撃ち マルチ安打で勝利に貢献

 「阪神3-5巨人」(7日、甲子園球場)

 天敵・岩貞撃ちに成功した。3年目の巨人・岡本が適時打を含むプロ初のマルチ安打で、今季初の伝統の一戦勝利に貢献。雨の聖地でヒーローとなり「阪神戦は気持ちが入ると思います。2本出て良かった」と笑みを浮かべた。

 3試合ぶりの先発。一塁に到達した瞬間に右手を握り、気持ちをあらわにした。1点リードの初回2死満塁。「好機だったので、何とか積極的にいこうと思っていた」と甘く入った岩貞の4球目を左前へ。貴重な2点適時打とした。3打席目の五回も初球を中前へ運び、役割を果たした。

 昨季、チームは岩貞と4度対戦して0勝3敗。防御率0・58とカモにされていた。それでも、この日は岩貞に対し9安打4得点。五回でマウンドから引きずり下ろした。高橋監督は「向こうがね、今年は違うと思ってくれれば」とし、その中で躍動した岡本には「本人も自信にして、これからもっと良くなれば」と目尻を下げた。

 前夜の敗戦を引きずらず、伝統の一戦第2ラウンドへ弾みをつけたチーム。昨季は3試合の出場に終わり、今季は定位置獲得を狙う岡本にとっても、大事な日々が続く。「1軍にいる限り、結果を残して食らいついていきたい」。期待の若手がこの日をきっかけに好調を維持し、チームを再び連勝街道へと導く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス