DeNAクライン初登板は5回1失点 課題の制球は4四球も大崩れせず

 「ヤクルト-DeNA」(1日、神宮球場)

 DeNAの新外国人、フィル・クライン投手が今季初登板初先発し、5回を4安打1失点と力投した。立ち上がりから直球に威力があり、変化球を交えて緩急も駆使した。四回にヤクルト・畠山に左越えのソロを浴びたが、大崩することもなく、要所は締めた。打席が回ってきた六回に代打を送られマウンドを降りた。

 ここまで制球難が不安視されてきた。オープン戦4試合の先発で計17回を投げて23四死球。この日、4四球は出したが制球はある程度、まとまっていた。そして5奪三振とパワーピッチャーとしての片りんものぞかせた。

 クラインは「公式戦初登板ということもあり、登板前は少し緊張しましたが、試合が始まってからは良い感じで入ることができました。オープン戦ではバラつきがありましたがしっかり調整ができ、今日は自分のリズムで投げることができました」と明るい表情で振り返った。そして「次回の登板では、もう少し長いイニングを投げられるようにしたいです」と今後もしっかりと見据えた。

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