「ソフトバンク３－１ロッテ」（３１日、ヤフオクドーム）

　ソフトバンクが開幕戦に勝利した。工藤監督になってからのシーズン初戦勝利は３年目で初となった。１－１の八回１死二塁から本多の中前適時打と柳田の左犠飛で２点を勝ち越した。

　６年ぶりに開幕投手を務めたソフトバンク・和田は８回５安打１失点で白星スタート。九回はサファテが抑えた。

　ソフトバンクは０－１の七回、１死からデスパイネが四球で出て、続く中村晃、松田の連打で同点に追いつき八回に勝ち越した。

　ロッテは３年連続の開幕戦先発となった涌井が八回途中２失点で１敗目を喫した。

　七回に先頭・角中が左前打で出ると、続くバルデスも左前打で続き、１死後にダフィーの右前適時打で１点を先制。なおも２死満塁と和田を攻め立てたが、ここは代打・井口が空振り三振に仕留められた。

　ソフトバンクの和田は、「（勝利の瞬間は）すごくうれしかった。緊張していて初回は力んで投げていた。このままでは持たないと思い、二回からはリラックスするようにした。（相手の涌井は）あれだけの投手。０－０で先に取られたが、すぐに取ってくれ、八回に２点。（代打・井口を三振に）打たれたら今日は負けるという気持ちで投げた。（開幕戦は４戦３勝）先に取られて申し訳なかったが、八回で降りると決まっていたので（打線に）感謝します。今年こそは昨年の悔しさを晴らしたい」と話した。