日本ハム大谷、雄星撃ちで開幕星だ 3番・指名打者での出場濃厚
日本ハム・大谷翔平投手(22)が30日、花巻東高の先輩・菊池を攻略して開幕星をもたらすと意気込んだ。「3番・指名打者」での出場が濃厚だ。
菊池とはプロ1年目、13年開幕戦以来の対決。当時は2打数2三振に抑えられ完敗したが、先輩打ちへ自信をみなぎらせる。
札幌ドームでの練習後「1年目は打てる感じがしなかった。その時点で負けていた」と振り返った二刀流。あれから4年がたち、先輩に成長した姿を見せつけるつもりだ。「打席での見え方の違いを実感すると思う」。昨年22本塁打を放つなど進化した打撃で、菊池の球をとらえる。
「確実に攻略できるように、やるべきことをしっかりやりたい」
右足首の状態は完璧ではないが、類いまれな長打力でチーム1号アーチの期待もかかる。フリー打撃では38スイングし、右へ左へ12本の柵越え。最後は3連発で締めた。栗山監督も「翔平、なんとかしろ」と二刀流のバットに左腕攻略への期待を込めた。
「連覇するための力になる」と大谷。シーズン中の長期離脱を避けるため、全力疾走は当面禁止されるが「できることをしっかりやる」。打って勝利に貢献する。