大阪桐蔭“3刀流”根尾が聖地初登板 140キロ台連発にスタンドどよめく

静岡打線を抑えきった大阪桐蔭の根尾昂=甲子園
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 「選抜高校野球、2回戦・大阪桐蔭11-8静岡」(27日、甲子園球場)

 大阪桐蔭の最速148キロ右腕・根尾昂外野手(2年)が甲子園初登板し、2回無失点の好救援でチームの2年ぶり8強進出に貢献した。

 6-8の八回表に代打・西島一波捕手(3年)の勝ち越し適時三塁打などで3点を奪って逆転。八回裏から遊撃で先発していた根尾がマウンドに上がった。

 八回は四球と安打で1死一、二塁としたが、三振ゲッツーでピンチを脱した。九回はこの日の最速146キロをマークして三者凡退。

 140キロ台を連発して球場をどよめかしながらも「自分がやろうとした形とちょっと違った。体が突っ込んだし、甲子園のマウンドは不思議なところだった」。試合後は満足する様子もなく振り返ったが、投手、内野、外野をこなす“3刀流”が、聖地初登板で強烈なインパクトを残した。

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