呉 聖地でも守り勝つ 甲子園練習30分すべて守備練習
「選抜高校野球・甲子園練習」(15日、甲子園)
初出場の呉ナインが甲子園練習に登場した。エース・池田吏輝投手(3年)は憧れのマウンドから10球を投げ「思ったより緊張しなかった」と笑顔。尾道商監督時代の1986年以来、自身31年ぶりの甲子園となる中村信彦監督(62)は「雰囲気は変わってない」と感慨深げに話した。
割り当てられた30分間はすべて守備練習。独特の風やクッションボールなど入念に確認した。昨秋は1試合平均0・73失策の堅守を基盤に勝ち上がった。その「守り勝つ野球」を甲子園でも貫こうとする意識が、この日の練習に表れていた。
開会式直後に至学館(愛知)と対戦する初戦に向け「緊張すると思うが、気持ちを入れればどうってことない」と中村監督。しっかりと準備を整え、開幕戦の舞台に立つ。