侍“ジョーカー”藤浪 登板いつでもOK「モチベーションを上げて備えたい」

 「WBC・2次リーグE組、日本-キューバ」(14日、東京ドーム)

 侍ジャパンの藤浪晋太郎投手(22)=阪神=は13日、東京ドームで行われた希望練習に参加した。14日のキューバ戦で2番手以降での出番に備えるが、状況によっては15日・イスラエル戦の先発に浮上する可能性もある。侍ジャパンのジョーカー的存在となっている。

 岡田とキャッチボールをした後、一人で短い距離のダッシュを繰り返した。通常、登板前日に行われる調整だ。先発・菅野が2次リーグの球数制限である80球の中でどこまで投げられるかによるが、リリーフで出番を待つことになる。

 12日のオランダ戦は試合終盤に数度、ブルペンで待機した。

 「あの場にいられるだけでもいい経験だと思います。次の登板は言われていませんが、モチベーションを上げて備えたい」

 小久保監督は藤浪の起用について「まだ具体的なところまでは考えられていないですね」と明かすことはなかった。まずはキューバ戦に勝って決勝トーナメントへ近づくことに集中する。その先にイスラエル戦がある。

 先発候補の武田は中国戦で失点、則本はオランダ戦で登板したばかり。キューバ戦で出番がなければ中国戦で無失点の藤浪が浮上する。その存在感が日増しに濃くなっている。

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