早実清宮通算80号お預け 中大2年生・小林奨「スイングが速かった」
「練習試合、中大3-10早実」(12日、中大グラウンド)
センバツに出場する早実(東京)が中大と練習試合を行い、10-3で快勝した。今秋ドラフトの目玉、清宮幸太郎内野手(3年)は5打数1安打。通算80号はお預けとなったが、右翼線への二塁打を放った。
九回2死。右腕・小林奨の初球の直球を痛烈にはじき返した。昨秋リーグ戦登板経験もある大学2年生も「抑えようと思ったけど…スイングが速かった」と、力を認めた。
初回の四球の後は、二つの内野ゴロと2三振だったが、最後にきっちり1本出した。ソフトバンク・宮田スカウトは「タイミングが少しずれていたのが、最後は修正できていた」と評価した。
二塁打の後にはボールカウントを勘違いして挟殺され、苦笑いを浮かべた清宮。初戦の明徳義塾戦へ、貴重な実戦で状態を上げていく。