日本ハム・大谷、初実戦いきなり驚弾 視察メジャー7球団仰天

 「教育リーグ、日本ハム4-2楽天」(11日、鎌ケ谷スタジアム)

 右足首痛で調整が遅れていた日本ハム・大谷翔平投手(22)が11日、千葉・鎌ケ谷スタジアムで行われた教育リーグ・楽天戦に「3番・指名打者」で今年実戦初出場した。メジャー7球団のスカウトが視察する中、右越え2ランを含む2打数2安打3打点。目標とする野手での開幕スタメンへ手応えを明かした。

 打って走って、野手復帰へ向けて手応え十分の結果を残した。鎌ケ谷には大谷見たさに、教育リーグでは過去最多となる2417人が来場。大歓声に迎えられた二刀流が驚がくの弾道を放ち、ファンの度肝を抜いた。

 第2打席。横山の外角シュートを鋭いスイングで振り抜いた。バットの先だったが、弾丸ライナーで右翼芝生席に突き刺した。昨年11月13日の侍強化試合以来の実戦を「結果が出たのはよかった。単純に試合に出られたことに対してはすごく楽しかった」と充実の表情で振り返った。

 一番のテーマに掲げていた走塁も問題なくこなせた。大事を取って右足首にサポーターを巻いて出場。初回に中前適時打を放った後、二塁走者に。高浜の右前打で三塁を回ったが、三塁コーチャーに制止され、踏ん張ってストップした。「今日ぐらいの感じだったらいい。まだ、怖さはあるけど、こういう動きができてくれば自信にもつながる」と納得の表情を見せた。

 WBCの代表辞退が決まったアリゾナキャンプ中の2月3日。「目標を見失ってる。切り替えるのは難しい」と傷心の中で、出場選手におわびメールを送っていた大谷だが、今の心境については「先が見えている状態で練習に取り組んだ方がいい練習ができる。(野手は)しっかりゲームにいけるメドは立っている」と言い切った。目標がくっきりと見えてきた。その先は3・31開幕戦での、野手スタメンを見据えている。

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