早実・清宮79号 視察8球団ド肝抜いた しかも元ロッテ小宮山Jr.から!
「練習試合、早大17-6早実」(8日、早大安部球場)
高校野球の対外試合が8日、解禁となった。第89回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)に出場する早実は、都内で早大と練習試合を行い、今秋ドラフトの目玉・清宮幸太郎内野手(2年)が高校通算79号を放った。
初戦でいきなり怪物ぶりを発揮した。九回無死から、早実の先輩で元ロッテ・小宮山悟氏を父に持つ右腕・小宮山将投手の真ん中高めの直球を強振。右翼後方のネットを越える推定130メートルの場外弾を高々と運んだ。
8球団のスカウト陣も度肝を抜かれた。阪神・畑山チーフスカウトは「一瞬、打球が見えなかった」と苦笑。「ひと回り体が大きくなった。点差が開いて集中するのが難しい中で、あれだけの打球が見られてよかった」と成長を評価すれば、日本ハム・岩舘スカウトも「飛距離はとんでもない」と舌を巻いた。
六回にも中犠飛を放つなど、3打数1安打2打点。この日の取材対応はなかった清宮だが、優勝を狙うセンバツへ幸先のいいスタートを切った。