侍・マッチ弾に小久保監督脱帽 4安打4打点に「(起用を)悩んでごめん」

 「WBC・1次リーグB組、日本11-6キューバ」(7日、東京ドーム)

 この男を乗せたら止まらない。大事な初戦で「熱男」こと日本の松田宣浩内野手(33)=ソフトバンク=のバットが火を噴いた。二回に中前打を放つと、同点の四回1死にも中前打を放ち、山田の勝ち越し二塁打につながる攻撃の起点となった。

 さらに2点リードとなった五回1死一、二塁。キューバ3番手のJ・ガルシアの外角の変化球を「しっかりタイミングよく捉えることができた。打った瞬間入ったと思った」と左翼席へとたたき込む3ランで流れを大きく引き寄せた。

 本戦前の5試合では11打数2安打、打率・182と不振。最後の5日・オリックス戦は田中に三塁のスタメンを譲っていたが「今日がスタートだと思って、集中して打席に入った」と4安打4打点の大爆発を見せた。

 前日会見では打線の迷う部分を「サードのところ、松田か田中か」とした小久保監督も「悩んでごめんなさいという感じ」と脱帽だ。「また明日も日本の勝利のために頑張りたい」と話した松田。侍のムードメーカーが大仕事をやってのけた。

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