日本ハム・大谷に全力疾走禁止令 栗山監督「守らなかったら2軍に落とす」

 日本ハム・栗山英樹監督(55)は3日、札幌市内で大谷翔平投手(22)が実戦復帰した場合、全力疾走禁止令を出す意向を示した。

 常に全力プレーがスタイルでもある大谷に走塁の制限をかける。「試合に出た時には絶対に走るなと言うよ。ベース際は緩めろとね。ファンに申し訳ないけど、(ケガが)起こってからでは遅いので」と語気を強めた。

 昨年11月の侍強化試合では一塁ベースを踏んだ際に右足首を痛めた大谷。もともと足首の関節が緩く、走力がほかの選手よりあるだけにベースを踏み誤った場合、痛めるリスクが高くなるという。「また痛めて2、3カ月いなくなっていいのかということ。嫌なら全部、ホームラン打てって」と熱く語った。

 栗山監督は、現在大谷が9割5分の力で走れるまでになったと明かす。10日以降の2軍教育リーグに野手として実戦復帰させる可能性があるが、「(全力疾走禁止を)守らなかったら2軍に落とす」と指揮官。ケガ再発防止へ厳しい姿勢を前面に出す。

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