侍ジャパン、巨人・菅野 4回無失点と万全投球 8日の豪州戦先発へ

3回を無失点に抑え笑顔でベンチへ戻る巨人・菅野智之=ヤフオクドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「侍ジャパン壮行試合、台湾プロ選抜-日本」(1日、ヤクオクドーム)

 先発した菅野(巨人)は、4回を投げて4安打無失点に抑えた。3奪三振で、最速は151キロ。侍ジャパンのエースが本戦に向けて、万全の状態をアピールした。

 「立ち上がりに気を付けた。本番まで試合の残りが少ない中で、しっかり試合を作るよう、テンポを心掛けた。小林がうまく引き出してくれたと思う」

 初回。陳傑に初球を狙われ、いきなり中前打を浴びた。出鼻をくじかれる形になったが、動揺を感じさせない。続く林智平をフルカウントから、外のスライダーで空振り三振に斬ると、打撃好調の王柏融を二飛に。さらに4番の彭政閔は右飛に抑えた。いずれも決め球のスライダーで勝負。得点を許さなかった。

 以降は流れにも乗って、安定した投球を披露。二回を3者凡退に抑えると、三、四回も無失点。三塁は踏ませなかった。計58球。前日に「1回で、いっても15球くらい」と話していた通りに1イニング平均14・5球で、球数も意識した中での投球で結果を残した。

 前日2月28日の同戦は、則本、牧田らが乱調で17安打、8失点と投手陣が崩壊した。7日の開幕まで残り1週間を切り、不安を残す形になったが、ジャパンの大黒柱が払しょくする投球を見せた。本戦では第2戦の8日・オーストラリア戦に先発する予定。準備は万端だ。

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