侍よ打て!小久保監督、壮行試合へ攻撃陣の覚醒求める

 WBC日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(45)は27日、壮行試合・台湾プロ選抜戦(28日、3月1日・ヤフオクドーム)へ向け、攻撃陣の覚醒を求めた。

 25日に宮崎で行われた練習試合・ソフトバンク戦は打線がわずか4安打で完封負け。選手の状態の見極める場とはいえ「打者が7日(WBC初戦)に向けて上がってくるか。塁に出ないと動きようがない。そこだけです」と打者が本来の姿を見せることが課題だ。

 その上で、WBC本戦前で唯一となる外国チームとの対戦となる台湾プロ選抜戦は、絶好の場だ。指揮官も「NPBのチームとだと遠慮が出る。明日、あさっての方が思い切ってやれる」と話した。

 打線の顔ぶれは、25日のソフトバンク戦と「ほぼ一緒で行こうかと思っている」と小久保監督。「個々の状態は上げていくしかない。そこは自分しかない」と、後は代表に選ばれし選手が持つ強さに期待を懸けるだけだ。

 この日、宮崎から福岡へ移動し、福岡市内のホテルで1085人のファンを前に出陣式を開催。壇上で小久保監督は「必ず世界一を取って、みなさまにご報告をさせていただきます」と宣言した。迫る決戦へ、侍打線が真価を発揮できるかが鍵を握る。

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