誠也「6番・右翼」何でもやる!バスター、バントなど積極的に練習

 「侍ジャパン強化合宿」(24日、宮崎)

 WBC日本代表で右翼の定位置を狙う鈴木誠也外野手(22)=広島=は、持ち味の長打だけでなく小技も駆使し、打線につながりを生む。筒香、中田と同組でフリー打撃に臨み、62スイング中柵越え4発。推定飛距離120メートルの特大弾でスタンドを沸かせた一方、実戦を想定した打撃を強く意識した。

 「強打者がたくさんいる。僕はどちらかと言うといろんなことをたくさんやると思う。練習からやっておこうと思っていました」

 練習後、そう狙いを明かした。昨季29本塁打を放った長距離砲が侍仕様に変身。打撃練習ではバスター6球、バント4球、さらにセーフティーバントも4回試みた。25日のソフトバンク戦には「6番・右翼」で先発予定。筒香、中田の後ろを任されると知ると、すぐに表情を引き締めた。

 「チャンスで回ってくることが多いと思うので。1点をどう取るかが勝敗に関わってくる。ヒットが打てたらいいですけど、打てなくてもチームに貢献できるようにしたい」

 初対外試合でのスタメン抜てきは、首脳陣の期待の表れだ。稲葉打撃コーチは「キャンプも見てきたけど、バットが振れているし、いい打球を打っている。試合でどうアジャストするか見ていきたい」とチェックポイントを明かした。平田、秋山と争う右翼のレギュラー。大技小技を決め、チームに勝利を呼び込む。

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